インタビューInterview

キャリア志向を尊重し、
各医師の専門性を高めてくれる。

JCHO中京病院 眼科 医長
横山 吉美
横山 吉美

眼科医としての経験年数と専門分野について教えてください。

眼科医21年目になります。専門は斜視弱視・小児眼科です。

中京グループを選んだ理由を教えてください。

愛知医科大学卒業後に中京病院にて全科ローテート研修を受けました。その後は愛知医科大学眼科に入局し大学院への進学を考えていましたが、中京病院在職中に目にした医療技術と臨床実績に強く惹かれ、再度中京グループにて臨床経験を積みたいと希望したところ、ご縁あってお世話になることになりました。
中京グループは、臨床医としての成長や実践的な技術の習得に重点を置いている点が魅力でした。

中京グループの教育体制について、どのような特徴がありますか?

中京グループの教育体制では、医師一人ひとりの専門的な目標に沿ってキャリア形成をサポートする仕組みが大きな特徴です。もともと斜視治療に対する興味を持っており、その希望を話すことで、具体的なキャリアのロードマップを描いてもらえたことは非常に助かりました。このようにキャリア志向を尊重し、各医師の専門性を高めるサポートが中京グループの魅力です。
さらに、白内障手術や一般診療も含めた幅広い経験を積むことが推奨され、眼科医としての「総合力」を培うことができる点も大きな利点です。これにより、専門分野だけでなく、医師としての総合的なスキルも並行して育成されます。また、グループ内には手術経験が豊富な医師が多く、尊敬できる先輩やロールモデルが自然と身近に存在するため、日常的に学びの機会が豊富にある点も強みだと思います。
教育体制は若手医師が早い段階から手術に挑戦できるよう設計されており、成長を促す一方で、困った時にはすぐに相談に乗ってくれる体制も整っています。「任せてはもらうが放置されない」というバランスが取れており、経験を積むごとに自信とスキルを着実に伸ばすことができる教育環境でした。

女性医師という視点からの環境はいかがでしたか?

女性医師にとって非常に働きやすいと感じています。出産や育児といったライフイベントに理解が深く、柔軟にサポートしていただけることが大きな魅力です。時間外待機業務や休日勤務の免除があることで、家庭との両立がしやすくなっています。
さらに、女性医師のキャリア形成が進むよう上級医やスタッフが積極的に支えてくれる体制が整っており、家庭の状況に合わせた働き方の相談も気軽にできる環境です。おかげで、家庭と仕事の優先順位をフレキシブルに調整しながら医師としてのキャリアを築くことができました。

留学の経験と得られたものについて教えてください。

眼科専門医資格取得1年後に、インディアナ大学小児眼科斜視部門にて1年間勉強させていただきました。斜視治療において歴史のある大学での学びは非常に有意義なものでしたし、留学中にできた人脈は今でも大切にしています。
留学を通じてコミュニケーションの壁を克服し、能動的に学ぶ姿勢を養えたことも貴重な経験でした。

留学先で交流された先生たちとは
現在どのように繋がっていますか?

留学先で知り合ったアメリカやエジプトの友人たちとは、現在も共同研究を進めており、主に「眼窩角と斜視の関連性」をテーマに取り組んでいます。アジア人には外斜視、欧米人には内斜視が多い傾向にあることから、人種による骨格の違いが影響しているのではないかという仮説のもと、データ収集と分析を行っています。こうした国を越えた関係が続いていることが、私自身のモチベーションにもなっており、学びや刺激を得られる大切なネットワークとなっています。

留学にあたり中京グループのサポート体制はいかがでしたか?

中京グループに所属していたおかげで、矢ヶ﨑悌司先生にご指導いただくことができ、またインディアナ大学への留学が実現しました。慣れない土地での不安はありましたが、金銭的なサポートも非常に助けとなり安全な住居を確保でき、安心して学びに集中できました。留学では新しい環境で多くの知見を深めることができ、かけがえのない経験ができました。中京グループには本当に感謝しています。

今後の目標と展望について教えてください。

これまでの経験を活かして若手医師の育成にも力を注ぎつつ、仕事と家庭のバランスを大切にしながらさらにキャリアを積んでいきたいです。また、2026年には名古屋で開催される日本弱視斜視学会総会の学会長を務めさせていただきます。学術面でも医療の発展に貢献できるよう学会を成功させたいです。さらに、海外の友人との共同研究も形にして、斜視分野で新たな知見を提供できればと思います。

あなたの挑戦を、
全力で支える環境がある。

あなたの挑戦を、

全力で支える

環境がある。

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